orthomolecular’s blog

分子栄養学の勉強メモ

自然治癒の健康相談(19)乳房のしこりが気になりますが

相談者(48歳美容師):何の気なしに左の乳房にさわって、親指の頭ほどのしこりをみつけました。忙しくて病院に行かれないのですが、ほうっておいてよいものでしょうか。

三石巌先生のアドバイスこの人にたいして私は、つぎのように指示しました。専門医の診断をうけないと、その乳腺腫瘍が悪性のものか良性のものかわかりませんが、とりあえず、ビタミンCを三倍に増量してください。そして、ベルジュバンスのトリートメントをやってください。それで腫瘍が大きくなるようだったら、専門医を紹介しましょう、と。

この人はかねてから、私の指示どおり、高タンパク食、高ビタミン食をやっていました。それで、ウエストがびっくりするほど細くなってよろこんでいたのに、こんなことになってしまったのです。私とすれば、ビタミンCがまだたりなかった、という判断をくだして、それの増量を指示したわけです。具体的にいえば、一日量を10グラムにしました。なお、ベルジュバンスのことですが、これは山﨑伊久江女史が開発した特殊な酸性パーマです。さいわい、質問の美容師さんの経営する美容室は、これの専門店です。それで、私からトリートメントの指示がでてきたわけです。

ビタミンCのガンにたいする作用、ベルジュバンスとガンとの関係について、くわしく知りたい方は、『ガンは予防できる』をお読みください。ベルジュバンスをやるとビタミンAの欠乏がおきますので、これの補給を心がける必要があるようです。

その後の経過:

腫瘍の発見は九月で、その直後からビタミンCの増量と、二週間に一回のトリートメントとをはじめました。指示や連絡はすべて電話でしたので、10月になって、私は彼女をたずね、じかに患部をさわってみました。このとき彼女は、その部位をあちこちさがさなければなりませんでした。すでに腫瘍は小さくなっていたのです。それからさらに一ヶ月ほどたっての報告では、腫瘍がヒモ状の形に変わり、柔らかくなったということでした。私はまた彼女をたずねて、そのことを確かめました。発見から八ヶ月後の現在、しこりは完全に消失していました。良性だったから消えたのか、悪性であったのに消えたのか、私にはわかりません。しかし、彼女にとっても私にとっても、それはどちらでもよいことです。